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友の人となり・その3

2018年8月21日(火)

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長野県白馬にある大学時代の仲間の山荘に集結した
美術大学時代の個性派メンバーの3人目に登場いただくのは
ぼくのこのブログで何度か著書を紹介したいま人気急上昇中の
時代小説作家・安土 弁(あづち べん)

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●表紙のイラストは著者自ら描いたもの、多摩美デザイン科卒の実力です。

関西でりっぱに建築デザイン会社を切り盛りし、定年退職後に始めた
時代小説の出版がぼくの知る限りでも既に4刊、
そのどれもが史実に基づきながらも、作家独自の視点とユニークな
解釈とで、歴史書にはないワクワク、ドキドキの小説としての
地位を確立しているのです。

アマゾンの人気ランキングで著書の『忠臣蔵・四十七士の報復』は
森村誠一氏・吉川英治氏 といったそうそうたるメンバーを押さえて
トップに君臨、すさまじい快挙です。

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そんな人気小説家の安土 弁(あづち べん)も多摩美の学生時代は
世に言う「貧乏画学生」でした。学生時代の貧乏で苦労した話しは
盛り上がります。

今回山荘に招待してくれたタケ(竹内立彦・彫刻科)のアパートが大学の
近くにあり、わが家のように皆んなでたむろしていました。タケいわく
親からの送金があるとまずはお米と味噌とお麩を購入、お麩はみそ汁の具と
フライパンで揚げて貴重なおかずとしていたんだとか。

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●学生時代から仲間に部屋と食事を提供、いまも変わらぬ山荘のオーナー・竹内夫妻

当時多摩美のあった世田谷の上野毛周辺には畑があちらこちらに・・・
野菜などは夜にこっそりと頂戴することで生き延びてきたようです。
1学年下の奥さんは見張り役を担当させられたみたいですよ。

多摩美の女子の多くは裕福な家庭の子女、逆に男子は皆
貧乏画学生、アルバイトで命を繋がなければなりませんでした。

ぼくは参加できなかったのですが、当時天国のようなアルバイト先が
あったのです。学校から無理すれば歩いても行ける砧(きぬた)にあった
東宝砧撮影所、美的センスがあり手先が器用な多摩美の学生が
アルバイトとして重宝されたのでした。

記憶力抜群の人気作家・安土 弁がぼくに送ってくれた回顧録です。

『我が青春の砧撮影所』 

ゴジラ特設プール

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イラストは安土 弁、さすがデザイナーの実力!

ゴジラが海面から頭を出す。カメラの位置は水面。
撮影にはイラストの『ゴジラ・特設プール』を使用した。
縦25m 横10m 水深は1.5M~2.5M(スロープになっていた)
空を描くバックスクリーン。手前の地下室には強化ガラスが張られ
水中撮影も可能だった。プールの左右には「波たて機」
理屈は手のひらの中指を軸にして左右に動かす。小さく早く動かせば小波、
大きくユックリ動かせば大波が出来る。この地下室でガラス越しに撮影した
水中撮影は映画「海底軍艦」に出る『ムー帝国の潜水艦』 
この撮影には遭遇した。潜水艦をピアノ線で吊るし水中に沈め滑車を使って
前進させる。監督は特撮の神様円谷英二。

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●モノクロ画像はネットより無断借用。
 
さて、このプールには「思い出」がある。 
夏の盛り、破壊するミニチュアーの製作で残業が続いていた。
遅くまで頑張った。暑くてたまらない。
アルバイト4人組み、通称「ようじ」「キヨシ」「タケ」「私」
『プールに入るか』『あのゴジラプールか』『見つかったら大変だぜ、
それに水着も無い』我々4人は産まれたままの格好でプールに身を沈めた。
ゴジラになったのだ。案の定「守衛さんの夜警巡回」 我々は声を消し
「波たて機」の影に身を隠した。『見つからなかったなぁ』 
安堵していたら立ち去る守衛さんが声を掛けた『そこのゴジラたち。
早めに退散しろ』見逃してくれたのだ。
「ようじ」は5年前に癌で亡くなってしまった。
「キヨシ」は九州で好きな絵を描いている。タケと私は今でも
大阪で交友を重ねている。

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●ゴジラと円谷監督・イラストは安土 弁

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●手先の器用な仲間たちはゴジラが破壊するセットを作っていた(画像はネットより)

東宝砧撮影所のバイトは当時のバイト料の倍額。しかも昼食付。
大学前から砧撮影所までのバス賃は¥10 ラーメン一杯¥50だった。
大学時代はバイトに明け暮れていた。
未だに「ゴジラ様」には足を向けて寝られない。  弁

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奥さんをめちゃくちゃ愛し続けている安土 弁、早めに山荘から引き上げる理由が
奥さんの誕生日だから・・ですと。後期高齢者の爺さまがよく言うわ、
でも、この愛と情熱が時代小説に色気を付加するんですね。
若かりし頃、貧乏に負けず明るく前向きに生きたエネルギーは
いまだ衰えを見せない。安土 弁、恐るべし〜(笑)

人気時代小説作家・安土 弁(あづちべん)はペンネーム、
多摩美術大学デザイン科に在籍していた 土生 忠の
世を欺く仮の姿です。(文中 敬省略)




by hoze-camp2 | 2018-08-21 23:16 | うれしい出来事 | Comments(4)
Commented by 安土弁 at 2018-08-22 12:40 x
こそばゆいほどの「よいしょ」傷みいりマス
紙面を借りて・・・
未版の2作品脱稿。⓵東海道中膝栗毛より「写楽と一九」想像もつかない男が写楽の正体。⓶「龍馬の娘」龍馬には娘はいません。少しワルの龍馬を書きました。 8月15日集結した美大の仲間たち。素晴らしい輪が生まれました。皆さま有難うございます。  弁
Commented by hoze-camp2 at 2018-08-23 01:14
弁ちゃん〜、
またもや次々と・・・、どこにそんなエネルギーが隠れているのか
不思議です。出版を心待ちにしていますね。
弁ちゃんの広報活動のおかげで訪問者が飛躍的に増えています。
ありがとう、です〜。
Commented by at 2019-03-23 16:07 x
このブログページ、私の名刺代わりに使わせて頂いています。
大変便利 私のプロフィールが一発!お世話になります(笑)
Commented by hoze-camp2 at 2019-03-23 20:12
弁ちゃん〜、お役に立てて何よりです。
学生時代の色恋沙汰を加味すればさらに人となりが
よく伝わると思いますが・・・(笑)
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